レナードを諭すシェルドン
確かに君がペニーとエッチできる可能性は、ブラックホールの中心で懐中電灯を持ってブレーカーを探している人を、ハッブル宇宙望遠鏡で発見する可能性と同じくらいしかない。
そうはいっても、これだけは指摘しておく必要があると思う。受け入れなかったって言うけど、君はまだ誘ってもいない。
そうだ、、。まだ誘ってない。誘ってみるよ
いや、そういうことを言ってるんじゃない。要は猫を飼うなっていうことだ
ちょっと待った。ねえなんで僕が折れなきゃいけないんだ?彼が僕の親友なら、レズリー・ウィンクルに対する僕の憎しみを支持していいはずだ
愛情は憎しみに勝るものなの。
そんなでまかせ通用しない
このまま諦めるのか?
いや、諦めたりしない。僕に不可能はない。
じゃあ次はどうするんだ?
僕は、ある意味ニュータイプのようだ。運転するには、明らかに、進化しすぎてる。
どう言う意味だ。
なあいいか、僕の足の小指と前から二番目の歯が、なんで同じ体格の人の平均より格段に小さいか不思議に思ったことないかな?
君は色々不思議だけど、それは思ったことない。
これは、僕が平均的人間より進化の度合いがはるかに進んでいることを示すものだ。
パソコンでクリプラーをチェックしている
嘘だろ?これがクリプキのロボットか。
見ての通り、クリプラーはシボレー・キャバリエをガラクタにしてる
もう見てられない
シェルドン、対決はやめよう
そういう選択肢はない、挑戦を受けたんだ。戦いから逃げたりしない。
よせよ、僕らは戦いから逃げてばっかりの人生だろ?僕はどんな小さいなからもうまく抜け出せるし。
それはすごいことだけど、モンティは僕らと違う!モンティは恐れを知らない。
もうお手上げ、彼ありえない。
ありえなくない、ここに存在している。
ただいま。ラージ、ラフリン教授の仕事は決まった?
いいや
やっぱりな。でも心配ない。アクション映画によくあるパターンで、中盤を過ぎたところで死んでいく準主役キャラのように、僕は君の窮地を救いに来た。
シェルドン、お願いだからわかって。いい。レナードと私は付き合ってて、時には喧嘩もする。でも、私たちに何があっても、ずっとあなたを愛してる。ね、レナード?
ずっとってのは長いな。ああ、ずっとだ。
これだけは覚えておいて。生物学的な家族に裏切られても、君には僕がいる。代理家族がね。
君が僕の代理家族?
慰めになるかわからないが、僕も嫌だ!おやすみ
いいか?コミックをベースにした映画に出てる俳優のサインに重要性を見出せないのだとしたら、僕らの人生なんてなんの意味もないんだぞ!!!
やらかしたハワードがバーナテッドに謝りにきたが、バーナデットは閉じこもっていたのでペニーに伝言を託した。
彼女に伝言を頼んでも良いかな。
ええ、いいわよ。
悪かったって、彼女に伝えて欲しいのと、もし僕とはもう結婚したくないんだったら、仕方ないけど、知っておいて欲しいのは、彼女が愛想を尽かせた男には僕も同じようにうんざりしていたんだ。だからその男はもう、存在しないよ。それにこれも全部彼女のおかげだ。だから、もしこの関係がこれで終わっても、彼女が僕を変えてくれたっていう事実は変わらないよ。あと、ありがとうって伝えて。
ついに結婚式も佳境に
レナード、一緒に家族や友達の前に立っていると、いろいろこみ上げてくる。最初の式を駆け落ちで挙げたのは無駄じゃなかった。あなたは私を最高に幸せにしてくれる。結婚できて嬉しい。でもこれが最後の結婚式よ。
ペニー、なぜその事象が起きるのか解明するのが科学者だけど、どう考えてもなぜ君が僕みたいな男を選んだのかわからないよ。でも、いいんだ。わからなくていい。感謝してる。愛してるよ。
シェルドンがレナードに感謝を伝えた。
レナード、いい時も悪い時もあったね。でも、君のことはいつも家族だと思ってきた。しわしわのウサギみたいな僕らの親が姦通の罪を犯す前からね。いつもは言わないけど、君は僕にとって大切な人だ。君(ペニー)もね。
僕の好きな逸話に、二シャプールのアッタールっていう詩人が語った逸話があるんだけど、ある王様が賢者たちを集めてこう命令したんだ。私が悲しい時に幸せになる指輪を作れって。みんなで作った指輪にはこう書かれていたんだよ。何事もみな、過ぎ去る。