シーズン1エピソード1登場キャスト
登場人物 | 俳優 | 吹替声優 |
---|---|---|
レナード | ジョニー・ガレッキ | 千々和 竜策 |
シェルドン | ジム・パーソンズ | 安達 貴英 |
ペニー | ケイリー・クオコ | 新谷 良子 |
ハワード | サイモン・ヘルバーグ | 小森 創介 |
ラージ | クナル・ネイヤー | 興津 和幸 |
記念すべき最初のシーン。シェルドンとレナードが精子バンクの受付に向かいながら話している。
スリットが二つある板に光子を照射して各スリットを観測する場合、両方は通過しない。観測しないと通過する。だけど、スリットとターゲットの間で観測する場合、両方のスリットを通過してはいないはず。
光子の特性だな。
それ、Tシャツにプリントしたらどうかな?
※トーマス・ヤングの「二重スリット実験」に言及している。視聴者を置いてきぼりにする衝撃的な始まり方だ。
用紙に記入しながら、不安そうなシェルドン。
レナード、やっぱり無理だよ。
何言ってる?慣れたもんだろ。
いいや。これは遺伝子詐欺とも言える。僕らの遺伝子でIQの高い子供が必ず生まれるという保証はないんだ。同じ親を持つ僕の妹は、僕みたいに博士号を持っていない。
けど言い出したのは君だろ?フラクショナルT1回線を導入するための資金づくりにって。
そうだよ。確かにダウンロード速度を上げたいと思ってる。けど僕の精子に望みを託して生まれた子供が歩き出しても、曲線加法の面積を求めるのに微分積分どっちを使うかわからなかったとしたら?
それでも母親は愛するさ。
ぼくは違う。
精子提供を断念するふたり。
自宅に帰ってきた二人。階段を登りながら話している。
やめたことまだ怒ってる?
いや。
階段の面白い話聞きたくない?
特には
一段の高さがちょうど2mmずつずれていると、大抵の人が躓くんだ。
どうでもいいよ。たった2mmでそれはないだろ。
いや本当だ。12歳の時何度か実験したけど、父さんは鎖骨を折った。
それで寄宿学校に送られたのか?
いや、それはレーザーの実験をしたから。
向かいに引っ越してきたペニーとの初会話。
ハーイ!
ハーイ
ハーイ
(裏返った声で)ハーイ
はい?
はい?
邪魔してごめん。僕ら、向かいに住んでる。
素敵ね。(困惑しながら)
けど、一緒に暮らしてるわけじゃなくて。一緒なんだけど、寝室は別々。僕ら異性愛者だから。
かわいいペニーに舞い上がってしまうレナード。ドギマギしながら挨拶を済ませた。
お昼に誘うべきだった?
いや、バトルスターギャラクティカ・シーズン2見なきゃ。
そのDVDならもう全部見たろ。
コメンタリーはまだ。
ペニーを昼食に誘いたいレナード
友達の輪を広げなきゃ。
僕はすごく広い輪を持ってる。ネット上に212人友達がいる。
ああでも誰ともあったことはない。
そこが素晴らしい点だ。
人間嫌いのシェルドン。
インド料理を片手にペニーを誘いに行くレナード。
引っ越しってすごくストレス溜まるだろ?僕の場合はストレスが溜まった時、美味しいものを食べて仲間と過ごすと気が紛れる。それに、カレーは有効な便秘薬だ。いうまでもないことだけど。お通じのこととかも心配しなくて済むしねェーっ!
困惑するペニー
ねえ僕は素人だけど、お昼に招待する場合、便通については省略してもいいなじゃないかな。
昼食に誘っているとわかってくれたおおらかなペニー。
いつも、どんなことして過ごすの?
今日はマスターベーションで稼ごうとした!
怒涛の下ネタでオープニングになだれ込む。
リビングに置いてある数式の書かれたホワイトボードを見ながら。
なんだか難しそうね。レナード、これあなたが?
それを書いたのは僕だ。
すごい、、!
ああその、量子力学の数式だよ。ひも理論をいたずら書きしただけだ。その端のはただの悪ふざけ。「ボルンオッペンハイマー近似もどき」なんだ。
あなたって「ビューティフルマインド」の偉い学者さんみたい。
(照れながら)まあね。
嫉妬したレナード。自分のホワイトボードに近寄って
これ見て。ボード好きならここにもあるよ。
互いの数式について言い争い始めたシェルドンとレナード。
ねえ、いただいてもいいかしら。
ああ、ペニー。そこ、僕の場所。
ソファーの右端に座っていたペニー。
隣どうぞ。
いやあ、そこじゃなきゃ。
天を仰ぐレナード
同じでしょ?
同じだって?
始まったよ、、。
その席は、冬はラジエーターにほど近くて暖かく、なおかつ発汗するほど近すぎない。夏は窓を開けるとちょうど風の通り道に当たる。そこと、そこの窓だ。テレビに対して真正面の位置じゃないから、会話が損なわれることもないし、斜めに画面をみて首が痛くなるほどでもない。まだまだあるけど、納得できたはずだ。
移動して欲しいの?
その、、、。
他の場所に座れ!
わかった。
心底納得行かなそうにするシェルドン。悩ましそうにリビングをウロウロする。
早く座れよ!
仕方なく別のところに座るシェルドン。
昼食を食べ始めて、ペニーについて聞くレナード
君のことを、おしえて。
あー私?いいわ。星座は射手座。そういえば大体想像つくと思うけど。
あー、任意に定義される星座に相対する生まれた時の太陽の位置が、個人の性格に影響を与えるという集団妄想に君も取り憑かれていることがわかった。
ごく一般人なペニーの身の上を聞く。
それで、何か仕事はしてるのかな?
ええ、チーズケーキファクトリーのウェイトレス。
チーズケーキいいね。
乳製品アレルギーだろ
食べないけどいいねって言っただけだ。
ペニーが女優志望であることもわかった。ついでにペニーが失恋したてだということも。
元彼を思い出して泣き出すペニーとどうしていいかわからない二人。
、、、わたしバカでしょ?
バカなんかじゃないよ。これはいわゆる矛盾ってもんだ。矛盾は自然界につきものだ。例えば光だけど、ホイヘンスの説によると、光は波動でそれは二重スリットの実験で確認できる。だけどその後のアインシュタインの発見で光は、粒子のように動くこともわかった。
なにをいっているのかさっぱりわからない様子のペニー。
自体は悪化しなかった。
レナード達の部屋でシャワーを借りるペニー
僕らの部屋で女性が服を脱ぐなんて久々のことだろ
そうでもない。感謝祭の一件があるだろう。認知症の僕の祖母だよ。
言い直すよ。僕らの部屋で女性が服を脱ぐのを見て、目をえぐりたくならないのは久々のことだ。
裸で七面鳥切り分けたんだもんな、、。
ハワードとラージが家を訪れてきた。温度の切り替え方を聞きにバスタオル一枚でリビングに戻ってきたペニー。
ボンドゥーシ!!
え?今なんて?
フランス語で「いいシャワーを」って意味。この程度なら6ヶ国語いける。
そういうことはブログに書け。
女好きで気持ち悪いハワード。
ペニーの元彼の家に、テレビを取りに来たレナードとシェルドン。インターフォンを押す
やあぼくはレナード。彼はシェルドン
どーもー
話すな!
ペニーのテレビを引き取りに来た。
うせろ!
邪魔して悪かったねー。
ちょっと。こんなんであっさり諦めないぞ。
テレビは建物の中だ。僕らは入れてもらえない。故に、終わりってことだ
ちょっと待てよ。もし僕が些細な障害で諦めてたら、ビッグバンの痕跡の中にひも理論の糸口を見いだせていなかった。
マンションに突入した二人。屈強な元彼が出てくる。
なんだ?
僕はレナード。彼はシェルドン。
インターホンから来た。
どうやって中に入った?
えー、僕ら科学者なんだ。
(小声で)IQを教えてやれ。
数分後、ズボンを脱がされてパンツ一丁で退散する二人。
家に帰ってきた二人。まだパンツ一丁だ。
君までこんな目に合わせてしまって悪かったな。
いいんだ。こんな目なら前にもあったし、またあうと思うから。
動機についても図星だったよ。これでペニーとの関係を一気に深めることができれば、そのうちHできるかなって。
僕のズボンは脱がした。
レナードとペニーの出会いが描かれた第1話。ペニーの元彼のを訪ねるシーンでレナードが「ビッグバン」を引き合いに出して勇気を見せたシーンは印象的だ。基本的にはコミカルに進んでいく本作。時たま、シェルドンやレナードの口から飛び出す天体物理学用語が、彼らの人間関係と相似形をなして味わい深いものになったりするのも魅力のひとつだ。
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