互いの数式について言い争い始めたシェルドンとレナード。
ねえ、いただいてもいいかしら。
ああ、ペニー。そこ、僕の場所。
ソファーの右端に座っていたペニー。
隣どうぞ。
いやあ、そこじゃなきゃ。
天を仰ぐレナード
同じでしょ?
同じだって?
始まったよ、、。
その席は、冬はラジエーターにほど近くて暖かく、なおかつ発汗するほど近すぎない。夏は窓を開けるとちょうど風の通り道に当たる。そこと、そこの窓だ。テレビに対して真正面の位置じゃないから、会話が損なわれることもないし、斜めに画面をみて首が痛くなるほどでもない。まだまだあるけど、納得できたはずだ。
移動して欲しいの?
その、、、。
他の場所に座れ!
わかった。
心底納得行かなそうにするシェルドン。悩ましそうにリビングをウロウロする。
早く座れよ!
仕方なく別のところに座るシェルドン。
シェルドンの定位置に座っているペニーに対して
そこは僕の場所だ。刻々と変化する世界においてそこは変わらない一点だ。もし僕という存在を4次関数におけるカルテシアン座標で表すとすると、その場所が、僕が最初に座った時点で、0,0,0,0だ。
・・・・・え。
そこに座るなってこと。
ソファで寝ろというペニーに反抗するシェルドン
ソファでは寝られない。寝るのはベッドだ!こんなちっぽけなソファで寝て、イーエムスニッカーリング(E.M. Snickering)の絵本、コーンウォールののっぽさんを地でいく気は無い!
・・・なに?
コーンウォールにベッドからはみ出るほどののっぽさんがおりました。脚は乗るけど体はダメ。大きな頭を乗せるところはありませーん!