リビングでオンラインゲームに興じる四人
よーしいいぞ。あともう少し進めば。さあついた、エルゼバブの門だ。
よし!やった!
慌てるな。このために97時間頑張ったんだ。
油断するな。門の向こうではゴブリンの大群が武装して「アゼロスの剣」を守ってる。
戦士たち武器をとれ。魔法の使い手よ杖を振れ。
準備完了
ラージ。門を爆破。
爆破します。Ctrl + Shift + B
ゲーム内に響く爆発音
うわーなんだこれ。ゴブリンだらけだ!
突っ立ってないで敵を切ったらどんどん動け!
編隊を崩すな!
レナード後ろにつかれたぞ!
大丈夫だ!自慢の尻尾で吹っ飛ばしてやる。
僕に任せろ。夕飯の肉はゴブリンの血をスパイスにしてやる!
まずい罠だ。横から来たぞ!
うぃー、やられるぅ。
シェルドン 、ラージが危ない。魔法で眠らせろ!シェルドン!シェルドン!
よーし、「アゼロスの剣」を手に入れたぞ!
シェルドンはやくラージを助けろ。
もはやシェルドンはいない。僕はソードマスターだ!
レナード危ない!
早くしろ!みんなやられる!
下がってろ!
テレポートしやがった。
「アゼロスの剣」をオークションにかけてる。
金のために裏切るなんてなんてやつだ!
僕は「ローグのナイトエルフ」だ。キャラ設定見てないのか?
ちょっと待った。即決価格で落札された。
ハワードが落札したようだ。
我こそはソードマスター!!
名オープニング
ランプに何かを取り付けるレナードと、見守るシェルドン、ハワード、ラージ
よーし、エックステンズを取り付けたぞ。
諸君、いよいよこのパソコンのローカルISPを通じて信号を送る。信号は高速で光ファイバーケーブルを走り、サンフランシスコに達し、静止軌道上の衛星に反射して、リスボンに達し、そこでデータは大西洋横断海底ケーブルに渡され、ノバスコシア州ハリファクスへマイクロ波中継装置を経由して大陸場で転送され、ローカルISPとランプに取り付けた受信機に・・・
ランプに明かりがつく
・・・戻った・・・。
は????!!!
ねえほら!見て!鳥肌がたった!
次はステレオ行くぞ!
よしいけ!!
スイッチを入れるハワード。鳴りだすステレオ。
ジャンジャーーーーン!
部屋に入ってくるペニー
・・・どうもー!
・・・やあ
音、大きすぎよ!
大丈夫!小さくする。サンフランシスコ!リスボン!ハリファクス!・・・どうだ?
・・・よかった、じゃあ!
ちょっと待って!今何したかわかってないでしょ
パソコンで音を小さくしたんでしょ?
いや、インターネットを経由して世界を回る信号を送って、音を小さくしたんだ。
んー、家電量販店に行けばマルチリモコン安く売ってるわよ?
あー、そうじゃなくて、、、ハワード、パブリックアクセス可能にして!
パブリックアクセス可能にした。
すごいのねーそれじゃ。
あ!ちょっと待って!
ほら!!・・・ね!
・・・なに?
今、中国の四川省から誰かが、パソコンを使ってこの部屋の明かりを操作してる!
あはは、それは便利ね。質問だけど、どうして?
技術があるから!!
ペニーみたいな子は、タイムマシン持ってるような奴と、絶対くっつかない。
それはどうかな。君がペニーを一向に口説き落とせないのは、タイムマシンを手に入れるずっと前からだ。原因は明らかに君自身にある。
シェルドンがクリプキを家に招いた。シェルドンの定位置に座るクリプキ。
おいちょっと!僕の席だ!
おぉ、席を決めてるとはどんな変わりもんだよ!
・・・説明すると長い。