郵便受けで出会ったシェルドンとペニー
ペニー
何か来てた？
シェルドン
あー、機関応用素粒子物理の最新刊だけだ。
ペニー
変ねえ、そっちには来たのに私には来てない。
ペニーを怪訝な顔で見つめるシェルドン
ペニー
・・・冗談だけど？
シェルドン
ｱﾊﾊ！
レナードに、発表の前にジョークを言うべきだというハワード。
レナード
よーし、ジョークか。わかった、こういうのはどう？いくよ。あるところに農夫がいて鶏を飼ってたんだけど卵を産まなかった。そこで物理学者に助けを求めた。学者は、何やらいろいろ計算してそれでこういった。「解決法はある。ただし、真空において鶏が丸い球状だとすればねえ！」
爆笑するハワード、ラージと、呆然とするペニー
ペニー
・・・ああ、それ前に聞いたことあったから！
シェルドン
どこ行ってたの？
シェルドン
そうきたか。期待に添えるジョークは言えないけど、洗濯カゴ博物館で、貴重な洗濯カゴを盗んできたってのは？
レナード
僕が前に言ったの覚えてる？一般相対性理論と流体力学の法定式の類似性から広い水域でウンルー輻射と同じものが見られるかもって。
ペニー
それ言ったの私かも。
ペニー
まずは女友達と会った方が安心するかもよ？
ラージ
言えてる、バーナデット！
ペニー
なんでよ！！
ラージ
だって君みたいに可愛いと女の子は萎縮しちゃうよ。
ペニー
なぁあるほど。
バーナデット
私なら可愛くないから怖くないってこと？！
ハワード
落ち着いてバーニー、とっても怖いよお。
バートの論文を読み終わったシェルドン
シェルドン
読んだよ、これで満足だろう？この論文は素晴らしい！さらに落ち込む。コメディアンのジョークに思わず笑った時より、さらに落ち込む。
ラージの父
やあラジェッシュ。調子はどうだ。
ラージ
うん、すごくいいよ。今月はカードの支払いが高くなりそうだから伝えとこうと思って。
ラージの父
大人なんだからちっちゃいこと言わずにじゃんじゃん使って親を破産させろ。
ラージ
金持ちはジョークも一流だねえ。
シェルドン
ハワードは？
ラージ
休むって。
シェルドン
ハァッ！だったらちょうどいい。今日は物理学者だけに通じるジョークを言い合おう。僕から。いい？ハイゼンベルクが、警官に車を止められた。警官に言われた。おい、時速140キロ出てたぞ。彼は答えた。随分遠くまで来たもんだ！
レナード
・・・・
ラージ
・・・
レナード
休むのは今日だけ？
シェルドン
物理学ジョーク〜〜〜
一同
また〜〜？
シェルドン
いいだろ、いくよ。ファインマンとアインシュタインとシュレーディンガーがバーに入ってきた。ファインマンが言った。すごいメンバーがそろったな。アインシュタインが答えた。自分で言うなよ、それは他の人が言うことだ。シュレーディンガーが言った。誰かが監視してるなら帰る。
レナード
・・・・ンフフッフフ、おかしいかも。
ラージ
ンフフフ、じわじわっと効いてきた！
シェルドン
ジョークを成立させるのに絶対不可欠なものがいくつかあって、一つはサプライズの要素らしいよ？
エイミー
ええ、そうでしょうね。前頭前皮質というのは計画とか予測を司ってる部分だけど、脳障害患者は・・・
シェルドン
脳障害患者！！！！！
エイミー
・・・びっくりするでしょ！全然笑えないわよ。
シェルドン
前頭前皮質に障害があるからじゃないの？
