ペニーがやってきた
ねえシェルドン、クリスマスツリー飾ってないの？
ああ、異教徒の農耕の祭り「サトゥルナリア」を祝う気はないからね。
サトゥルナリア？
僕ちゃんたち集まれー。シェルドンの楽しいクリスマスの話が始まるよー。
長いクリスマスの解説
さあ、ラージくん。これでクリスマスってものがよーくわかったかな？
ツリーの飾りつけって大好き。子どもに戻った気がして。
僕のうちにツリーはなかった
本当？どうして？
うちの家族にとって、祝日は祝うより社会への影響を人類学的かつ心理学的に研究するものだったから。
理想の祝日ね。プレゼントはあったんでしょ？
うーん、あったのは、論文のプレゼン。
クリスマスが嫌いなシェルドン
なんで嫌いなのさ？
理由は山ほどある。家の中に木を置くし、町中がキラキラしていて目が痛くなる。靴下を片方だけ吊るすなんて変だしね。二枚でペアが常識だろ？誰が片方だけ履く？
一本足のフラミンゴ？
納得できた、ありがとう。
クリスマスなんておもちゃを買わせるための陰謀だ！
僕の家族は学者ばかりで、サンタにミルクやクッキーを用意する代わりにレポートを提出していた。翌朝サンタが来たってわかるんだ。採点されてるから。
ダンジョンズアンドドラゴンズでついにサンタを助けたが、突然反旗を翻し、ハワードとスチュワートを麻痺させたシェルドン
僕はサンタの太っちょの顔を見てこう言ってやる。やあやあこれは、サンタクロースのおじさん。またあったね。前にあなたと話したのはテキサスのガルベストンにあるベイブルックモールで僕が5歳の時だったねえ。
あ、、そう。
ママに手を引かれてあなたの膝の上に座ったら、クリスマスに何がほしいか聞かれた。だからじいじだと答えた。祖父が死んだ年だったからねえ。寂しくて。また会いたかった。
・・・これってなに？
家族でじいじだけは僕が科学をやるのを応援してくれた。あなたはじいじを生き返らせてはくれず、代わりに僕は積木をもらった。その積み木でいろいろ作れたけど、じいじは作れない。今はあなたが僕に頼み事をしている。助けろ、と。とっても心苦しいんだが、その頼みは聞けない。ここに置き去りにしてやる。オーガに骨まで食い尽くされろ。僕は鍵を手に取り、穴の中に投げ入れるんだ。そして去り際にサンタのおじさんを蹴って仕返ししてやる！
なるほど、二人は麻痺していてサンタは死んだ。ペニーとのセックスを諦めた結果がこれか。
おいなんなんだあれ！クリスマスのヤドリギ？ここにはカレンダーがないのか？！
