ペニーに相談を受けているのに、定位置決めに忙しく話を聞かないシェルドン
いいぞ!ここを僕の定位置としよう!
ねえシェルドン!何か他に言う事はないわけ?私はあなたに相談してるんだけど!
そうだなあ、シュレディンガーの猫に置き換えてみよう。
シュレディンガー?2のA号室の人?
彼女はグローシンガーだ。それに飼ってるのはメキシカンヘアレスドッグ、甲高い声でキャンキャンキャンキャン・・・
シェルドン!
シュレディンガーのネコをペニーに説明するシェルドン
1935年、エルヴィン・シュレディンガーは量子力学のコペンハーゲン解釈を説明するために箱の中にネコを一匹入れ、そこにいつ蓋が開くかわからない毒ガスの入った小瓶を一緒に入れておく実験を提案した。さて、蓋が開き毒ガスが漏れたかどうかは外から見えないので、箱を開けるまでの間、猫は生きているとも、また死んでいるとも解釈できる。
呆気にとられるペニー
・・・要点が見えないんだけど?
当然だ。これから言うところだ。言う前にわかったら超能力があるとしか・・・
だから要点は何!!!!
シュレディンガーの猫と同じく、君とレナードが付き合うとどうなるかは、現段階ではいいとも悪いとも言える。うまくいくかどうかは蓋を開けたとき初めて分かるものだ。
わかった、じゃあレナードとデートしてみろってことね。
なーんでそうなるかなあ!もう一度言おう。1935年、エルヴィン・シュレディンガーは・・・
天を仰ぐペニー
ペニーとデートすべきか悩むレナード
このデートはペニーとの唯一のチャンスだ。もししくじったらどうなると思う?
まず、唯一というのは疑問だし、世界中で女はペニーだけみたいな考え方もありえないけど、それを受け入れたとしたら、もしデートにしくじった場合、君は子孫のいない孤独な老人になるというのが論理的な結論だろうね。近所の子供にいじわるするのを日課にしている、ひねくれ者の頑固ジジイだ。
なんかひどくない?
そうか、じゃあ僕がどんな対応をすればこの会話を手早くおしまいにできる?
デートをするべきかどうかを教えてくれ!
シュレディンガーのネコだ!
いいこと言うじゃないか。
僕を見くびってた?