どうしてもレナードの部屋で寝たいラージ
いいだろう。レナードの部屋を使うなら、僕の免責を保証する書類にサインを・・・してくれ。これで僕が確かに反対したってことが証明される。厳しい顔つきでね。
厳しい顔をするシェルドンとサインをするラージ
おやすみ。
まった。安全訓練まだ終わっていない。いいか、この部屋には非常口が３カ所ある。そことそこと、そこだ。停電の際には発光塗料が示す避難経路に従って非常口へ。
冗談だろ？
電気を消すシェルドン。光る床。
これは真剣な話だ。
夜中。レナードの枕元に、真っ赤な消防士風の服を着たシェルドンが立っている。そしてシェル丼の携帯からけたたましいアラームが鳴り響く。
んあーーーっ！なんなんだよ！！
定例避難訓練の日だ。
おい、よせよ嘘だろう？！3ヶ月に一度、こうして危機管理意識を高めておかないと。さあ起きろ寝坊助。このまま永眠したくはないだろう。
ドアを打ち付けておけばよかった。
今夜の訓練は特別だよ？きっと楽しいぞ。カードを持ってきた。我々の身に起こりうるいろんな非常事態がここに書いてある。山火事とか、カナダによる突然のカリフォルニア侵略とかね。さあ、どの緊急事態にするかな？
ここはラブアンドピースのカリフォルニアだ。カナダ人は攻めてこない。
シェルドンが避難訓練の結果を発表した。
レナードの結果をお知らせしよう。準備、不足しています。指示に従う力、ありません。反抗心、ちょっと多すぎです。総評、災害が起これば十中八九死ぬでしょう。また大声で慌てふためくため、周囲の人間を大勢巻き添えにしてしまいます。
